「花で人をつなぐ!」から(活動報告No.3)
by 管理者
「花で人をつなぐ!
~介護、支援の場で新たな取組みを考える~」
<今出川校地開講科目>
科目担当者:浜崎 英子 先生
科目代表者:余語 真夫 先生、神山 貴弥 先生(心理学部)
「花で人をつなぐ!」のメンバーから次々と記事が寄稿されました。昨年の「花で生きる」のメンバーには6/4の大学間合同成果報告会に出席していただいた同じ時期に、シンポジウム(6/5)でのイベント開催やフィールドワーク(6/23)を企画するなど、積極的な取り組みがなされました。メンバー5人のフットワークのよさが伺えます。まずは、文学部4年次生・福田 梨紗さんからの記事です。
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こんにちは!
「花で人をつなぐ」の福田です。
今回は私達が3歳~小学校中学年の子供達に行ったイベントについてお話します。子供いけばな体験教室と称されたそのイベントは、昨年の「花で生きる力を高める」クラスの皆さんが開発された「花トレ」を少しアレンジした企画でした。子供達に自然と触れ合ってもらうだけではなく、花を通じてのコミュニケーションを体験することも目標としていました。まず、ほとんどが初対面の子供達に、当日扱うお花の説明を行いました。触ったり、匂いをかいだり、五感をフル活用してお花を感じてもらいました。その後、グループごとに京都の御所に移動し、落ちている葉っぱやお花、まつぼっくりなどを拾ってもらいました。ここで自然に存在する草花を拾ってきてもらうことにも意味があります。切り売りされた美しいお花だけでなく、枯れていたり、泥がついている草花を通じて、自然の多様性を感じてもらいたかったのです。子供たちの共同制作により完成されたその作品は、独創的で大人には考え付かない作品ばかりでした。葉っぱでお面を作ったり、セロテープで草木をつなげたり…。常識に縛られない子供たちの作品を前にして、いかに私たちが限定された価値観に影響されていることに気づきました。
今回のイベントを通して、昨年、同じ花をテーマに取り組まれたプロジェクト活動の成果物である「花トレ」を実際に実施する側となり、体験することで、それを開発された意味やそのプログラムへの深い理解ができたように感じます。
今回は子供たちに対する初めてのイベントであり、運営面でも沢山の反省点も生まれましたが、貴重な現場の体験をすることができました。ぜひ、今後の活動に生かしていきたいと思っています。
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