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「京都の文化的景観」からのお知らせ(活動報告No.34)

by 管理者

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「京都の文化的景観~その保全活用とまちづくりを結ぶ~」<今出川校地開講科目>
科目担当:末川 協 先生
科目代表:武藤 直 先生(文学部)

メンバーから町家べんがら塗り体験イベントのお知らせを頂きました。自然と共にたたずむ町家、人がすれ違い行きかう幅の小路、そして昔ながらのべんがら塗り!京都しかない、京都でないと出来ない体験です。是非、学生の皆さんの参加をお待ちしています。

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この度、標記のプロジェクトにおいて、授業活動の一環として京都市内の町家修繕イベントを企画いたしました。町家が存在する京都の景観に欠くことの出来ない「べんがら」※を、市民と共に塗るという体験を通して、京都文化的景観の保全に貢献出来るイベントとなっています。

【日 時】  2008年11月1日(土)・8日(土)・15日(土)
       午前の部10:00~13:00、 午後の部14:00~17:00
【場 所】  11月1日(土) あずきや 京都市東山区三条通東
       11月8日(土) でまち家 京都市上京区寺町通今出川下ル
       11月15日(土)未定 ※担当者へお問い合わせ下さい。
【対 象】  学生・一般(小学生以上であればどなたでも)
【内 容】  町家のベンガラ塗り
【費 用】  無料
【申込方法】 問い合わせ先(同志社大学教務課ji-pbl@mail.doshoisha.ac.jp)まで連絡をお願いします。
【主 催】  同志社大学PJ科目 京都の文化的景観〜その保全活用とまちづくりを結ぶ〜
         科目担当:末川 協  
      科目代表:武藤 直(文学部教授)
【参照URL】同志社大学プロジェクト科目 
http://www1.doshisha.ac.jp/%7Eprj-0812/appeal.html
※「べんがら」とは
古くから用いられた赤色顔料で、紅殻(べんがら)と呼ばれる酸化第二鉄(赤サビ)を主成分とした粉末にエゴマ油などを混ぜて塗られているため、紅殻格子とも呼ばれます。紅殻には防腐、防虫効果があり、また町屋の外観を整えることから、景観に統一性をもたせることも出来ます。

本科目では、文化的景観というものを《その地域に固有のこれまでの人々の生業や文化の歴史を後世に継承し,さらに新たな文化や価値の創造に主体的に寄与するもの》と定義付けました。その上で、京都の文化的景観の要素として欠くことの出来ない町家をこの科目の主要テーマとして設定することにいたしました。
 町家の商業的活用は近年ブームの観を呈し、多くの人にその存在が知られる様になってきた反面、町家本来の機能である住空間としての役割は未だ認知されず、今後も見直されることがほとんどないという実感を得ました。そこで、住空間の魅力をより多くの人に体験してもらい、住空間としての町家を見直すきっかけづくりを提供したいと考え、比較的簡単で景観に目を向けてもらう点でもインパクトの強いと思われるべんがら塗りの機会を設定して、学生に参加をよびかけ、実際町家に触れてもらうことで伝統や歴史を後世に伝え、新価値・文化の創造のきっかけとします。


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